農家になってわかったこと

今回は賛否両論のテーマになるんだけど、お米の価格が高いと世間で騒がれ長引いている。
今年のお米も高いのか?
実はお米の価格は農家には決められない、多くの農家さんは農協や業者が決めた価格で卸販売している、コストがかかっていても、その年の価格が決定すればその価格で売るしかないんですよ。
よく、お米が高いのは農家が吊り上げて儲けようとしているからだという方も散見しますが、全くのデマです。

野菜も、お米も一般の農家は価格を決めることができないんです、だから儲からない。
お米なんて1Kg¥1,000で販売しないと利益なんて出ないんですよ、補助金あるだろって言われますけど、もらえる補助金教えて!
今回の本題は値段のことではなくて、食についてなんです。
みなさん、農薬って安全なんですかね?
よく、日本の作物は海外さんに比べて安全という神話がありますが・・・・・?
実は日本、農薬使用量が世界2位なんですよ、ちなみに1位は中国だけど、この2カ国が実は飛び抜けてる、欧米の3倍近い使用量なんですね。
僕も農家になるまで知りませんでした。

ではなぜ、農家は農薬を使うのか?
それは消費者のニーズなんです。
日本の皆さん、白菜に青虫が付いてたらスーパーにクレーム入れるでしょ、キュウリが曲がってるより真っ直ぐなの選びますよね、そういうことです。
よくわからない基準に合わせるために農薬を使うんです、これが欧米のような基準ならどうなるのか?
虫がついてるのは野菜だから当たり前、キュウリ曲がってても味は同じ、傷?野菜だからつくでしょ?だから農薬は最低限でいい、だからコストも下がる、野菜も安い。
それが欧米の仕組みであり、農業なんですね。

日本のお米は高い、なぜだかわかりますか?
1等米って聞くでしょ?
2等米もあります、食べ比べて分かる人いますか?
みなさんスーパーのお米って美味しいですか?
お米ってだけで、たとえば魚沼産コシヒカリ買ってる?
生産者は?
生産地は?
気にならないですか?
実は、スーパーやお米屋さんのお米はブレンドです、いろんな生産者や地域のお米が混ざってます、コシヒカリっていうだけなんですよ、もちろん栽培方法も、使う肥料や農薬も違うお米のブレンド米ということです。

もちろんかかっているコストも違うのに、店頭に並んでいる価格は一対なんです、大規模農場で生産されたお米のコストと中山間地域の小規模農家ではコストも生産量も違うけど同じ値段なんですよね。
コストを言うなら、農薬使わなかればいいじゃんてなるよね、見た目が悪くても良いならそうしたいけど、1等米にならないから買取安くなっちゃう。
そう言う仕組みになってるんです。

健康食品やサプリメントには気を使うけど、毎日の食材は?気にならないの?
安ければ良い?
これから先、お米も野菜も値段の高騰は続きます。
農家の数は減り、農地が減る、生産量も減る、資材費は高騰、安くなる理由が見つからない。

ならどうすればええの?
これからは、農家の顔が見えるネットやマーケットで購入するのが安心で安く買える。
欧米のような朝市やマーケットが日本にも根付いて欲しいと思うんですけどね、スーパーは便利だけど安い、高いで選ぶだけ、生産者の顔は見れない。

美味しく安全な作物を農家から買う時代が近づいてるように思います。

この記事は役に立ちましたか?
もし参考になりましたら、下記のボタンで教えてください。

玉川屋兵太郎農園 二代目兵太郎でございます。 新規就農、愚直に農作業に取り組んでおります。 地域から、お客さんからモテる農園をコンセプトに日々精進しています。 未来の子供達に農業はカッコいいと、選んでもらえる職業にできるように、現役世代の僕たちが示していきたい。

コメント

この記事へのコメントはありません。

コメントを残す

関連記事